あしたはれたら死のう

 






あしたはれたら死のう



タイトルに惹かれて、
特にあらすじを見ることもなく購入。

「明日晴れたら」って、
ポジティブで気軽な響きなのに
次にくる言葉が「死のう」だなんて、
なんだか心を掴まれた。





昨日、寝る前にちょーっと軽く読むかなーと
思ってたのに、気付けば朝6時。読了。








ミステリーの種明かし的には、
なるほど、ふんふん。みたいな。
そこはあんまりもともと興味ある分野じゃないし
なんとなーく流し読み。


一番心を掴まれたのは、
終盤の、お父さん(お母さん)の真実を
知るところと、お母さんが死のうとして
本音を吐き出すところかな。
夫婦のすれ違い方がすっごくリアルで。

お母さんの、
「妻としても母としても家庭としても
ちゃんとした人でいた、なのに、なんで」
っていうのが、リアルで、
夫婦の崩れ方と裏切られた妻の壊れ方を
苦しいほど忠実に表現してて。
心が痛くなったけど、文章にすごくひきこまれた。






どうして男は浮気するんだろう。

もっと不思議なのは、
どうして男は浮気してもいいみたいな風潮があるんだろう。
芸能人でも、男性芸能人の浮気報道があっても
わりとすぐにネタになって、笑い事になる。
でも女性だと、アバズレみたいな印象がついて
タブーになって、芸能界に居られなくなったり。





昨日、恋愛ビジネス書?的なのを読んだ。
(失恋するたびに読んでる)

そこにも、
男は浮気するものと心得よ
って書いてあって、


はーーーー?????????

いーみわかんないんですけど〜〜〜
なんで男の浮気を許して
男が気持ちよくなるように立ちまわんなきゃいけないの????
男って何様?
偉いの?どこらへんが??





解せぬ。ほんっとにこればっかりは。
男の浮気を許してあげることもいい女になる一歩みたいな、アホみたい!江戸時代ですか?縄文?
そんな本書いてるからいつまでたっても
男がつけあがるんだよ。
そうそう。つて。そうそうじゃねーよ。







一番信頼してる男性に言われた
男はしょうがないんだよ
は絶対一生忘れない。
心底呆れた。死んだのに今でも腹立つ。



あーあ。腹立つ。原辰徳
まあ学びでしたね。
私の中には今でも同じ見た目をしたお父さんが二人います。
もうふたりともいないけど。






そんなこんなで香川にやって参りました。
夜ご飯を食べに入った居酒屋が素敵なとこだった。
おじちゃんが鯛めしのおにぎりを持たせてくれた。
明日の朝食べよう。







おやみ。