渋川駅前のビジホにて

 

 

雪が見たくて、今週末は群馬に一人旅。

昼から水上温泉に行って、いまは渋川駅のビジホのオンザベッド。

明日は伊香保温泉に行って、帰る。

 

最近、「最高な人生だなぁ」と思えるようになった。

脳がどろどろに溶けた自分と決別して一人になってから、自分を大事にできるようになった。

コスメを買うようになった。ネイルをするようになった。服をちゃんと選ぶようになった。前みたいに本を読むようになったし、前みたいに旅に出かけることも増えた。

会いたい人にちゃんと会いに行くようになった。

上司に色々言われても「まぁ上出来でしょ」と思えるし、夜ご飯を食べるときは自分に「おつかれさまーーー」って言うようになった。

 

最近はバドミントンもやってる。初めてのコミュニティも全然平気。運動はやっぱり楽しい。

 

 

 

やっと、本当の意味で一人になれた気がする。

今までの一人は、強がりの一人だった。

私は一人でも生きていけるよって周りにも自分にも証明するために、一人を選んでいた。

 

いまは、なんだろー。なるべくしてなった一人って感じかな。強がってはいないし、たまにちゃんと寂しい。でもそれすらも心地良い。

 

 

色々思うことがあるなぁ。

あの頃の自分は本当に自分勝手で幼くてしょーもないミジンコだった。

精一杯のミジンコ。精一杯であることを認めようとしなかったミジンコ。

ミジンコに失礼。

 

未練とか戻りたいとかではないけど、最近よく思い出す。最近というかここ数年ずっと。

本当に素敵な人だったなぁとか。ほかの人とは何もかも違ったなぁとか。そりゃ私が心の底から惚れた人だもんなぁとか。

一緒にいた頃のあれこれを鮮明に思い出すのは、よく写真を見返してたからなんだろうな。

写真を撮ったときの前後の記憶って色鮮やかに残る。

気温とか、天気とか、色とか、感情とか、こういう会話してたなとか。

記憶が新しいうちに写真を見返すし、その後も定期的に見返すから記憶が古くならないんだろうなぁ。

 

 

写真に収めてなくても忘れられない思い出もたくさんある。

 

彼の家のソファで横に並んで、ふたりして仕事の弱音を吐いたことがある。

部屋を暗くして映画を観たあとだった。私たちはテレビの光に照らされてた。

あの時の安心する気持ち、あったかい気持ちは今でも記憶に残っていて、思い出すと心が落ち着く。じわーっとして、銭湯のバブルバスみたいにシュワシュワぱちぱちする。

勝手な話だけどさ、今でもあなたとの思い出を抱きしめて生きてるよ。

 

ほかにも、里山公園の桜とか、半年記念に貰った手紙とか、初めて岡山に来てくれた日のこととか。

手紙に書いてくれたことは、いまでも人生の糧になってる。挫けそうなときに背中をポンってしてもらってる。

 

 

きっと彼の中ではそんなに良い思い出ではなくて、「別れて正解だったわ」くらいなんだろうな。笑

そりゃそうよな。

 

 

 

さて、明日も早いので寝ますか。

ビジホの朝食って好きなんだよね。少ない品数の中で好きなのいっぱい食べれる感じが。

 

おやすみなさい。