暮れなずむ

映画『くれなずめ』を観た。


会いたいけどもう会えない大切な人の思い出って、どうしてあんなに愛おしく記憶に残るんだろう。
きっと頭にくることもあったし良い記憶ばかりじゃないだろうに、思い出すのはぜんぶ、じんわりと温かい、やさしい思い出。
笑った顔とか、見慣れた仕草とか、触れた時の柔らかい感触とか。


自分もあのメンバーの一員で、よしおの友だちだったんじゃないかってくらい感情移入してしまった。
それくらいに成田凌の演技がよかった。




はぁ、いっぱい泣いたな。
いい映画だった。
大切な人たち、みんないなくならないでほしいな。
生きていてほしい。いつか会えたらそれでいい。

余韻でベッドから動けない。
泣きつかれて眠い。
湿ったベッドでこのまま寝てしまおうかな