高校生の頃、愛とは何かを知った

 



中学高校と、周りの友達が彼氏を作って
恋バナで盛り上がる中、私には彼氏ができず、
みんなが言う「愛」がよくわからなかった。


ドラマでよく聞く「愛してる」なんて台詞も
なんだかいまいちピンとこなかった。
愛するってどんな動詞なんだろう、と。


そして、愛は恋とセットだと思っていた。
愛は恋愛の話。
だからこそ私には無縁の動詞だなーと。



別に深く考えてたわけじゃなくて、
なんとなく、私にゃわかんねぃなーってそのくらいなんだけど。






そんなことを考えていたのも忘れていた頃、
学校からのいつもの帰り道、自転車を漕いでいた。
坂をのぼって橋に着くと、
夕日がとっても綺麗だった。


オレンジが濃くて、わ〜きれい!って感動して、
「ママにも見せたいな〜」と思って
そのときにハッとした。

これじゃん、愛。





愛って何も特別で崇高なものじゃなくって、
綺麗なものを見たときに見せたいなって思ったり
美味しいものを食べたときに
食べさせてあげたいなって思ったり
無事帰ってくることを願ったり
喜ばせたいと思ったり
そういうものなんだなってその時に気が付いて。





そんな高校時代の気付きを思い出して今感じることは、
あの時私が気付いたのが愛ならば、
愛は、見返りを求めるものではないということ。




ありがとうって言ってほしいわけでもなく、
何かお返しをしてほしいわけでもなく、
それをしたことによって愛してほしいわけでもなく、
褒め称えられたいわけでもなく。

相手に喜んでもらいたい、ただそれだけのこと。



それがきっと愛なんだね〜






いやしかし、よくこんな大事なことに高校生で気付いたと思うわ。奇跡、神の子、天才犬。









〈まとめ〉
愛とは、見返りを求めないもの。







こんなの恋愛指南書で何万回載ってるかわからないほどのことだけど、自分の経験によって自分で気付けたことが大事。だと思う。






そんな私は、恋愛においてはいまだに「愛」を上手に使いこなせません。
くじけるな、24ちゃい。人生これから。