きよしちゃんとの事を少し。

 








きよしちゃんは私の親友だ。




よしもとばななみたいな書き出し。笑







きよしちゃんとは、小学校からの付き合いで。

小6で初めて同じクラスになって、
クラス内の派閥的には敵グループに近い所に
お互い属してたんだけど
きよしちゃんとはたまに二人で話すことがあった。

体育の時間に見学して(私はズル休み)
あの人がかっこいいとかあの人が好きだとか
体育館のステージに座って皆を見下ろしながら
色んな話をした。




まあそんな感じで卒業を迎えて、
地元の中学校に入学。
またもやきよしちゃんと同じクラス。

中学校は知らない人だらけだったから
きよしちゃんが居て安心した。



からしっかり者で頭が良いきよしちゃんは
学級委員になった。
それから3年間毎年務めた。



きよしちゃんとは同じ部活に入った。
きよしちゃんと私は双子のように似てると言われた。
きよしちゃんと私は仲良しだった。
親友とは私たちの事を言うんだと思ってた。
自他ともに認める仲良しだった。




クラスでは、きよしちゃん含めた数人の女子で
仲良しグループができた。
気の強い女たちの集まりで、
ブイブイ言わせてた、と思う。笑


女ってのは怖いもので、
気に入らなければグループから追い出すのよね。
てなわけで最初は7人居たのが
最終的には私ときよしちゃんとあと2人の合計4人になった。





その4人になってからはもうやりたい放題。笑
校長室に呼び出されたりもしたね。








話がそれた。








同じクラス、同じ部活だった私たちは
本当に仲良くなった。


テスト前にはマックでふたりで勉強した。
頭のいいきよしちゃんに勉強を教えてもらい
音楽が得意な私はきよしちゃんに
歌の実技テストの指導をした。
何かすごく下手だった記憶がある。




クラスが離れてからも、
私が嫌なことがあったとき
授業をサボって、渡り廊下に座って話した。
私は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで
きよしちゃんはただ静かに話を聞いてくれた。






きよしちゃんが受験勉強のために
仮引退(皆より少し早く引退する)するって
聞いたときは、大泣きした。

たしか、朝。
校門から1番近い下駄箱の前の水道。





受験で、前期で落ちて、
受かると思ってたからすごく落ち込んでた時、
私と同じで落ちたのに
全く動じてないきよしちゃんがかっこよかった。
まあきよしちゃんは元々後期狙いだったんだけど。
頑張ろうねって約束してお別れした。






きよしちゃんが後期も落ちてしまった事を知って、
私はきよしちゃんの家まで
手作りの生チョコを持っていった。

って、これは今日きよしちゃんに言われて
思い出したこと。
人にしてもらって嬉しかったことって
色濃く残るんだよね。

なんで生チョコなんて持っていったんだろう。笑
どうにかして元気になってほしかったんだよね。
甘いもの食べればなんて単純で中学生らしいね。





それからきよしちゃんは
r大学に入るという目標を掲げて
滑り止めの私立に入った。


それぞれ通う高校は違ったけれど、
きよしちゃんは勉強を、
私は部活を、お互い一生懸命頑張った。

話題は共通してなくても、
大事なことはいつもきよしちゃんに相談した。



きよしちゃんは言葉を紡ぐのが上手で、
いつも欲しい言葉をくれる。

こう言ってほしいから相談したとかではなくて、
そうそう、そういう答えを求めてたんだよ!
みたいな事をいつも言ってくれる。
毎回ちゃんと考えてくれた。






きよしちゃんは、
第一志望の大学の受験日の前日に
私に電話をくれた。
嬉しかったから忘れない。
(今日まで忘れてた。)







きよしちゃんが第一志望に受かった時
親御さんの次に私に電話をくれた。

電話もらって受かったって聞いたとき、
号泣した。頑張ってたこと知ってたから
自分のことのように嬉しくて。






それからお互い別の大学に入って
別の道を歩んでいるけど
こうやってたまに会っても
久しぶりに思わなくて
それが親友なんだろうなって
心の中にいるというか
くさいかな。笑







私の結婚式泣いちゃうなって言ってくれた

泣いておくれ
それ見て私も泣くんだけどね







そうだね、これから、
今まで以上に歩く道が変わってくる
離れていくとおもうけど
ずっと幸せを祈ってるよ

きよしちゃんが幸せでありますよーに









女友達っていいよね。